本当の"俺"

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「おーみー。わかってるけどさあ、そろそろウザいあいつら。俺が何もできないかわいいかわいい男の子だと思ってるみたーい」 嫌味をたっぷりと込めながら前の席にいる臣に話しかける 「まあ、わからないこともないが」 苦笑いししているこの臣は、よく結の相談に乗ってくれたりしてくれる 小学3年生の時に仲良くなってから、もう親友という枠組みだ 大人っぽくて一見小学生には見えない ちなみに身長も高い 「だろおー?」 「まあ、イチゴ飴あげるから落ち着きな」 笑いながら大好きなイチゴ飴をくれる この頃の性格の荒い結と落ち着いている臣は相性が抜群みたいだ 本当にいい友達である そして数日後・・ 結が廊下を一人で歩いていたら 「あれ結”ちゃん”。また坂本といるんだね。お前ら付き合ってんのー?」 あの三人組の一人がそんなことを笑いながら言い出した これにはさすがにブチ切れた 「なあ、お前ら放課後に第二校舎来いよ。いいもの見せてやる」 笑いながら、その3人に言った なぜかその3人は顔を赤くしていたがそんなことどうでもいい 自分のことをなんやかんや言われるのは別にいい でも友達のことを言われるのは、結にとっては許せないことだった
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