お気に入りの場所に行きました

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お気に入りの場所に行きました

結は家に帰り、支度をして目的の所へ向かうことにした 前に勤めていた学校の近くに行きつけのカフェがあった。 その場所は、あまり目立たない裏の道にあり、知る人ぞ知るといったところで、結もたまたま見つけてそれからよく行くようになった。 とても静かで居心地がいい。それに日替わりのケーキがすごくおいしいのだ。 久しぶりに行くの楽しみだな。 弾む気持ちを抑えながら家をでた ______... カランカラン 「いらしゃいませ、、、わあ、お久しぶりです!」 店につき、アンティーク調のドアを開けると一人の男が出迎えてくれた。 その男はこの店の店長で、自分とはそんなに年も変わらないのにこの店をいちから全部創り上げたすごい人である。 店長の名前は横山 隆良(よこやま たから)さんで、オリーブがかった髪の色と目の色をしており、やっぱり整った顔である。右目の下にホクロがあり、眼鏡をかけている。26歳で、結とは2歳ほどしか変わらないのにとても大人っぽい印象を受ける。 絵にかいた完璧人間なのではないかと思う 一言で言うと、”かっこいい”。 「久しぶりです!元気でしたか?」 そう挨拶をして、カウンターの一番右のいつもの定位置に座る。 「はい、おかげさまで!新作もいっぱいあるので食べていってくださいね」 そう微笑む隆良さんは男の結でも惚れてしまいそうなくらいだ。 もう、自分の周りにイケメンが多くてつらい、、、 「それは楽しみです!じゃあ、オススメお願いします!」 「はーい、少し待っててね!」 そういって隆良さんはケーキを取りにいってくれた
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