横山隆良 side

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横山 隆良 side 二年前、夢だった自分の店をやっとオープンさせた ”落ち着くカフェ”というのをイメージして内装もメニューもこだわった 自分の理想がやっと目の前にできて、それだけで心がいっぱいいっぱいだった お客さんが多いというわけではなかったが、順調に進んでいた このカフェは年代層が高めで、結構お金持ちのような人が来店する。 決して、メニューも高くないのだが、、 何事も順調すぎて、きっと気を抜いていたのだろう 今となってはあり得ないミスを俺はしてしまう ______.... そのミスをした一週間前に遡る その日、この店に滅多に訪れない若い男の人が来店された きっとここにいる人みんなが視線を向けたであろう 男であるのに、とても綺麗な人だった アンティーク調のドアを開けるその姿は異世界から来たのではないかと思うくらいに、なんというかほんとに綺麗だった そして彼の大きいそしてキラキラした目がこちらに向けられる 一瞬、時間が止まった 「っ/// い、いらっしゃいませ。一名様ですか?」 「はい。そうです」 その声すら綺麗で驚いた
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