横山隆良 side

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「こちらの奥のカウンターの席はいかがでしょうか?」 なぜかこっちが緊張してしまう 「あ、はい。そこがいいです。」 そういって、その男は右側の奥のカウンターに座った。 その場所は、一番店員(自分)と話しやすい位置であり、無意識なのか意識してだったのかは分からないがナイスである。 「こちらメニューです。ご注文の際はお声がけくださいね」 そういってメニューを目の前に置いた 何を頼もうか考えてる姿でさえ綺麗だ すごいな、、、、 そう関心していると、またバチッと目があった。 やっぱりまだ慣れないな。 「このチーズケーキとホットティーお願いします」 「かしこまりました」 ケーキを頼むのは意外だったな、、、 コーヒーとか飲んでそうなのに。 注文されたものをすぐに用意して出した チーズケーキをひと口食べたその男は大きい目をさらに開けて、聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声で「おいしい、、」とつぶやいた
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