【君はきっと知らないだろ】

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【君はきっと知らないだろ】

2020/6・14㊐ てんてんのお話は 「君はきっと知らないだろうね」で始まり 「焦げたトーストは、 苦いのにやたら美味しかった」 で終わります。 #140字小説 #こんなお話いかがですか #shindanmaker https://t.co/olmF9t1bbv =========================== 【日曜日の朝は2人で】 朝から、カチャカチャうるさ、、と薄く目を開けた。 私が見てるなんて、 君はきっと知らないだろう。 あ、 昨夜、めちゃ、ケンカした。 腹立ったから、 床で寝てもらった。 ただいま、ベッドは私専用。 ・・背中を見ながら ケンカのことを思い出す。 知ってるよ。 仕事忙しいのわかってる! ・・でも、 一緒にいるのに、 相槌だけの会話は、 さみしいじゃん。 朝ごはん、かな・・ がんばってるなwww しょーがないなwww 「おはよ。」 「あ。おはよ。」 しーーーんw私からは謝らない。ぜーったい、謝らない。 きっと向こうも謝れない。 だから、黙って。 椅子にすわる。 「いただきます。」 トースト、ハムエッグ、 めちゃ甘カフェオレ、、 朝イチ、買いに行ったっぽい、 大好きなプリン。 焦げたトーストは やたら苦かったのに、 美味しかった。 しょーがないな。 最高の笑顔をあなたに。 「おはよ。 めちゃくちゃおいしい。 大好きだよ。」 そんな、朝もいいよね。 (終)
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