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「…取り敢えず、離してくれ。痛い。…明日になったらちゃんと話すからさ」 「明日…?なんで、明日なの?今からじゃダメなの?」 無言は肯定。 しばらくお互いが無言のままだったがやっと諦めてくれたのか、腕を離された。 じんわりと熱を持った腕に心臓がどくどくと脈打つ。 こんな事で喜ぶな。 「…じゃあな」 そう言って歩く俺を、今度は誰も引き止めなかった。 きっと、明日には元通り。
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