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「……このお狐様ってもしかして晴れの日にしか現れないのか?昨日まではこんなところにいなかったはず…」 階段を登って早速お狐様を探そうと顔をあげたその先にお狐様が座っていて、俺は拍子抜けしていた。 ちょうど木と木の間からさす光に照らされて、こちらを見ていた。 ふぅ、と小さな溜息を吐いてお狐様に近寄りお狐様の前にしゃがみこむ。 「…人がいない割には、結構綺麗だな……」 まるでーー 「生きてるみたいだ」 その瞬間、パァッとお狐様が光りはじめ俺はかたく目を瞑った。
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