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「わっ!?……な、なんだ…?」
やっと光が落ち着き目を開けきょろきょろと辺りを見渡すが特に何かが起こったわけではないようだった。
そう思ったのは束の間、ある異変に俺は目を見開いた。
「お、お狐様……いなくなってる!?」
そう、目の前にいたはずのお狐様が忽然と姿を消したのである。
う、嘘だろ…。
やっと俺の願いが叶うと思ったのに…。
そう思ったその時、がっくりと項垂れる俺の背を誰かがなぞった。
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