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19
それで、ここ数日家にまっすぐ帰宅していない俺を不振に思った晃は数日間俺をつけていたそうだ。
……やけに家の近くで遭遇するなとは思っていた。
そして、晴れたこの日。
まだ何かあるのかと思っていた矢先に俺の告白ーー「この想いを消してくれ」という言葉を聞いてしまった。
………そりゃ神様も笑うわ。
「…あのさ、俺まじでなんの記憶もない、し……やっぱり晃とは付き合えないよ」
「な、なんで!?もう俺のこと嫌い!?」
「いや……嫌いとかじゃなくて。……自信が、ない」
学生の間はいいだろう。
だけど、高校を卒業して、大学に入って…社会人になって。
そうした時にお前の隣に俺はいるのか?
何度考えてみても、そんな未来が見えなくて。
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