7人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
作品2の原曲とは
『お手をどうぞ』は、はモーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』の中のドン・ジョヴァンニとツェルリーナの二重唱です。
ドン・ジョヴァンニとは、俗に言うドン・ファンのことで『女たらし』の話をオペラにしたもの。これまでものにした女を数える「カタログの歌」も有名です。
真面目なショパンのことですから、モーツァルトの音楽にほれこんで変奏作品を作ろうとしたら、たまたまこういう内容だったのだと思います。
『お手をどうぞ』の場面は、ドン・ジョヴァンニが婚礼の宴の最中に花嫁ツェルリーナを自分の屋敷に誘いだすところ。彼の甘い言葉に花嫁は、花婿マゼットを気にしながらもフラフラっとなっていきます。
二重唱の歌詞がパブリックドメインになっていました。以下のとおりです。
ドン・ジョヴァンニ:
あそこで さあ 手を取り合って
あそこでお前はいうのだよ 「はい」と
ご覧 遠くはない
さあ出かけよう 愛しい人 ここから
ツェルリーナ:
(行きたいけれど 行きたくない
あたしの心は震えるわ
幸せに ええ本当に なれるのかも
だけど騙されてるのかも知れないし)
ドン・ジョヴァンニ:
おいで 私の美しい最愛の人よ!
ツェルリーナ:
(でもかわいそうだわ マゼットが)
ドン・ジョヴァンニ:
私がお前の運命を変えてやろう
ツェルリーナ:
だめ…もう抵抗できないわ
ドン・ジョヴァンニ:
さあ行こう!
ツェルリーナ:
行きましょう!
二人:
行こう 行きましょう 愛しい人
苦しみを癒すために
この純粋な愛の
<彼らは抱き合いながら別荘に向かって歩いていく>
以上訳詞は「オペラ対訳プロジェクト」より「ドン・ジョバンニ」(パブリックドメイン)から引用いたしました。
https://w.atwiki.jp/oper/pages/82.html
参考音源:
https://www.youtube.com/watch?v=xfti-KQoxXM
最初のコメントを投稿しよう!