壱話「都市伝説」

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壱話「都市伝説」

しばらく、バスに揺られていたが気がつけばもう20時。 時計の針が虚しく時を刻み、道が悪いこの辺に、バスは揺れる。 「次は最終駅、紫陽花(あじさい)町〜 紫陽花町〜」 バスを降りるとすぐ公園があった。 懐中電灯は持っているし、4人は同棲してたため心配はなかった。 莉「やるよ?」 「かーごめかごめ…」 「後ろの正面だあれ?」 あれ?真ん中にいたはずのメイがいない。まるで空間が裂けたように。まるで中休みのアイツみたいに。音も無しに消えた。
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