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「あはは…(あれ何でこんなに安心してるんだ?俺は…)」
一正はこの時まだ自分の本当の気持ちには気 づいていなかった。
「あれ?…」
「?…どうかした?」
「先輩のパソコン…」
「え…あ!…えっと…」
「それって"ポメラ"ですよね?」
一正はふと羽菜がテーブルの上に置いたままのパソコンを見てそう尋ねたら羽菜はギク!となりポメラをしまった。
「う、うん…」
「?…何でしまうんですか?」
「え!…いやその…そ、それより…な、何で黄金井君は"ポメラ"のこと知っているの?」
羽菜は無理やり話を反らした。
「え…ああ…俺、小説が好きでよく読んでいるんですよ」
「へ、へー…」
「最近はアプリで新作の読んだりあと素人さんが書いた小説も好きでよく読んでいるんですよ…あ、俺は書かないんでもっぱら読む方何ですけど…確かそのアプリに投稿したら"ポメラ"がもらえるのを知って…え…もしかして…ええ!」
「…」
そこまで一正が言ったら一正は驚いた。
「ま、まさか…先輩それに出して…賞を取ったとか?」
「えっと…そ、そうかな?」
「ええ!…す、凄いじゃないですか!」
「そうかな?…」
「そうですよ!…賞が取るてことはけっこう有名ですよね?」
「そんなに有名じゃないよ」
「…因みにネームは?」
「え、えっと…花咲夢見…」
一正にそう尋ねられて羽菜はいいずらそうにそう言った。
「…え…今…何て…」
「…花咲夢見」
「!?」
一正がそう聞いたとたんいきなり椅子から立ち上がった。
「!?…ど、どうしたの?いきなり立ち上がって…」
「せ、先輩…それって本当ですか?」
「え?」
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