キレイになったのに！？

「うん…今日さぁ会社の先輩が最近キレイになったて話してたんだよね」
「ふーん…それで？」
　一正の彼女は興味、無さげにいちよう一正の話を聞いた。
「…うん…恋人でも出来たんじゃないかて本人に直接、聞いたんだけど…どうもそれじゃないらしくって…」
「ふーん…」
「ぅ…それじゃなんでキレイになったのかな？て…考えていたんだよね…」
「そう…話はそれで終わり？」
「え…うん」
「なら今度は私の話…」
　そう言って黄金井の彼女はちゃんと話を聞こうともせづに自分の話ばかりしていた。
「…(またか…なんで俺と付き合う彼女達て人の話は聞かないは自分の話ばかりするわおまけに)」
「あ、そうだ！一正、今度フランスに行かない？…そこに欲しいブランドのバックがあって…」
「…(必ず何時も高い物を欲しがるし海外に一緒に行きたがる)」
　一正はもうそんな女性と付き合うのにうんざりしていた。
　それもそのはず一正は今、働いている会社の社長の息子だったからだった。
　いわゆる金持ちの息子だった。
　そのため周りの奴らは金、目的で来る奴らばかりだった。
「ねぇ聞いてるの？…」
「…ハァー…なぁもう別れない」
「え…なんで？」
「もううんざり何だよ！…何時も何時も何時も高い鞄だの海外旅行に行きたいだの挙げ句、俺の話なんてちっとも聞きやしないじゃんか！」
「…」
「俺が有名な会社の息子だからとか金持ちだからとか金、目的で近づいて来る奴らばっか！」
「…当たり前じゃない…あんた顔はカッコいいし金持ちだものあんたと付き合ってたらお金かからなくてすむもし…」
「な！」