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「お腹空いてるんでしょ?」
「いや…べ、別に…あ…」
一正がお腹が空いていないと言おうとしたら一正のお腹がグーとまたなった。
「ふふ…お腹は正直みたいね」
「…それじゃいただきます」
「どうぞ…」
顔を赤くしながら少し遠慮がちに一正は食べた。
「!…これ!凄く美味しい!」
「でしょ?」
「はい!…野菜ばかりだから味気無いのかと思ったけど…凄く美味しい!」
「よかった…喜んでくれて…さてと私も食べよう」
そこで二人は晩御飯を食べた。
それから数分後
「美味しかった!…高根先輩!ご馳走さまです!」
「どういたしまして…」
一正は全て間食して羽菜にお礼を言った。
「…ふふ…少しは元気になってよかった」
「え…」
「あ、いや…さっきの黄金井君ちょっと元気なかったから…」
「…高根先輩…」
「あ!余計なお世話だったらごめんなさい」
「いえ…余計なお世話だなんて…逆に申し訳ないです…」
「黄金井君…」
「…実は俺…ついさっき彼女と別れたんです」
「え…」
「…もううんざりだったんですよね…」
「…」
「俺と付き合う人て金持ちだからとか今の会社の社長の息子だからとか…何時も付き合う奴はそれ目的で付き合う奴ばかりで…」
「黄金井君…」
「誰も俺のこと何て見てくれてないし…それに今日、彼女に言われたんです…俺といてもつまらないて…顔が良くっても…結局、皆が見てるのは外見だけなんですよね」
「…私は…外見で判断してるつもりはないよ?」
「え…」
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