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「…どうしよう…こんなに多いんじゃお昼終わっちゃうよ…それに(女の人ばかりの中に男1人て物凄く気がひける)…ハァー…仕方ないコンビニに行って会社で食べよ」
一正は女の人だらけの行列に並ぶ気になれず諦めてコンビニで適当に買って会社に戻った。
「…よしと…とりあえず…いいかな?…」
その頃、羽菜は会社の休憩室でパソコンを持 ち出して何かをしていた。
「…あれ…(何だ…高根先輩、休憩室に来てたのか…それにしても先輩、休憩室にまでパソコン持って来てる)」
そう思いながら羽菜の所に来た。一正は羽菜に話かけた。
「…こんな所までパソコン持って来て仕事、熱心ですね。先輩」
「!…ごほごほ」
羽菜は急に話かけられて飲もうとしていた。コーヒーが飲み込めずに少し吹き出して咳き込んだ。
「ご、ごめんなさい!…先輩、大丈夫ですか?」
いきなり咳き込んだ羽菜の背中を擦った。
「ごほごほ…だ、大丈夫…ごほごほ」
羽菜はハンカチで口元を押さえて咳き込みながら大丈夫だと言ったがいまだに咳き込羽菜を見て心配していた。
「ハァー…ようやく止まった…ごめんね…黄金井君」
「いいですよ…でもそんなに驚く何てよほど集中してやってたんですね」
「え…ま、まぁ…あはは」
一正にそう言われて羽菜はぎこちなく言って顔を背けて苦笑いした。
「?」
そんな羽菜の様子に不思議に思いながらも一正はとりあえず気にしなかった。
「そ、それより黄金井君、お昼は?」
「あ、俺これから何で…相席いいですか?」
一正はさっき買った。物を持ち上げて見せ一緒にいいか尋ねた。
「どうぞ…珍しいね…黄金井君がコンビニ何て…」
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