10年前の恋模様

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男は女の愛し方を知らなかった。 ただ、ひたすら音楽をやっていただけ。 女という生き物を知らなさ過ぎた。 とうてい、扱いきれない我儘で気まぐれな女という生き物を思い通りに操縦出来なかった。 女心もわからず、ものぐさで、手抜きと思われた。 女からしたら、退屈となる。 悪さもせず、神様のように優しいだけでは、女は物足りないのだ。
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