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以上のような状況より、この日の僕は細心の注意を払いながら登校した。
だって僕の行動ひとつで地球は破滅の道に向かうかもしれないし、10年後"僕"という存在が綺麗さっぱり無くなってしまうかもしれない。具体的に何が起こるかは分からない。だが、傘を持っていることでそれは防ぐことができるらしい。
というか具体的にどう防ぐのだろうか?
僕は持っている傘を改めて眺めた。普段使っているのは何の変哲もないビニール傘で……いや、ほんとか?
僕は疑った。何の変哲もないように見えて実はどこかをどうかすることによってとんでもない武器になるのではないだろうか……よし、傘を隅なく調べてみよう!
しかし、そのときである。
"べちゃ"
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