10年後のキミへ

10年前のキミへ。

10年前の君は、辛くてもがき苦しんでいるだろう。

書いても書いても、落ちて落ちて落ちまくって、もう才能なんかないって泣いて絶望していることだろう。

書くことが嫌になって諦めて、無気力になる日が来る。

夢なんか見てないで現実を見ようとするときが来る。

君の大好きを手放そうとするときが来る。

でも、安心してほしい。

君は十年後も書き続けている。

受賞できなくたって、デビューできなくたって書き続けているんだ。

だって君には君を好きで応援してくれる読者がいるのだから。