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次の日、ウィルコムとは別の携帯に
まみからメールが入っていた。
"拓馬がよーたんじゃけど、
拓也がちはるの連絡先
知りたいよーるらしいけ、
ちはるのメアドと電話番号教えた!
よろしゅう♡"
ちはるは心の中で
自分が喜んでいる気持ちに気付いた。
拓也からなんてメールが最初に来るか
楽しみで放課後までが長く感じた。
ちはるは高校の部活には入っていなかった。
地元のバレーボールクラブに所属していて
今日はその練習日。
18時まだ拓也からメールは入ってない。
練習が終わって21時に携帯を見た時も
拓也からメールは届いてなかった。
23時を過ぎてもまだメールが届かないので
ちはるはその日は寝ることにした。
ブブブブッ ブブブブッ ブブブブッ
ブブブブッ ブブブブッ ブブブブッ
携帯のバイブの音で目が覚めた。
アラーム?
ちはるが携帯を開くとアラームではなく
知らない電話番号からだった
夜中の1時を越えていた。
直感で拓也だと思ったちはるは
なんて言って出ようかな、とか
寝起きの声やばいかも、とか
いろいろ焦っているうちに
電話が切れた。
拓也じゃないかもしれないし、、、
そう思ってかけ直さなかった。
ちはるはまた眠りについた。
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