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大丈夫。一途に夢を信じて疑わなかった奴が、自分の中にいるから。
あの時の、笑えるくらい根拠の無い自信を、今はもう少し尊敬するべきだ。それがあれば何だってやっていけるような気がする。途中でまた自分を見失ったら、初心に返って、また真っ向から立ち向かえば良い。結局、真っすぐに突っ走るのが、一番の近道なのだから。
翌日の登校日。
僕は、いつもの街路樹の道を、清々しい気持ちで駆けていった。逸れることなく、しっかりと地に足をつけて。
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