0人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ
推しのイベントに参加したい
イベント会場に歓声が沸き起こる。
私も、たくさんの女の子達に負けじと声を上げる。
「ゆうまくーん!!!」
黄色いペンライトの光に迎えられた私の推し俳優、ゆうまくんは舞台上からにっこりと手を振った。
「今日はみんな、来てくれてありがとう」
「きゃーーーー!!!」
ファン達の失神してしまいそうな悲鳴。生で見るゆうまくんは、ネットや雑誌で見るより輝いていて、何倍もかっこいい。
「生きててよかった……」
私がこのイベントに参加できるようになるまでには、険しい道のりがあったのだ。
最初のコメントを投稿しよう!