推しのイベントに参加したい

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推しのイベントに参加したい

 イベント会場に歓声が沸き起こる。  私も、たくさんの女の子達に負けじと声を上げる。 「ゆうまくーん!!!」  黄色いペンライトの光に迎えられた私の推し俳優、ゆうまくんは舞台上からにっこりと手を振った。 「今日はみんな、来てくれてありがとう」 「きゃーーーー!!!」  ファン達の失神してしまいそうな悲鳴。生で見るゆうまくんは、ネットや雑誌で見るより輝いていて、何倍もかっこいい。 「生きててよかった……」  私がこのイベントに参加できるようになるまでには、険しい道のりがあったのだ。
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