君が消えた

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僕は焦った。 やり直したい。 できることならあの2020年の10周年記念企画から。 そしたら必ず今度は書く。 絶対に応募する。 だからお願いだ。あの日に日付を戻してくれ。 僕は祈った。 気付いたら2020年6月20日23時00分だった。 応募期限まで後一時間。まだ間に合う。 僕は君を死なせないための1000字を書くことにした。 そう。リアルタイム妄想コンテストに応募するのだ。 たとえ賞を取れなくてもいい。 書くしかないのだ。1作品でも多く。 そうすればきっと生き残るだろう。 この、ケムリツターがね。 ※この話はフィクションです。 「ケムリツター」はエブリスタとは何の関係もない架空のサイトです。
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