クライクライパンゴリン

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 最近話題の動画コミュニケーションアプリから通知が来た。  アプリを開くと、目の前にはじめて見る顔が出てきた。  その相手はとても親しげに語りかけてくるが、そんなふうに話せるのが信じられず、違和感しか抱けなかった。  すみません、私はそろそろこのあたりで。  私はそう言ってアプリを切ろうとする。  けれども相手はなかなか会話をやめず、それどころか突然大声でなきはじめてしまった。  どうしたのですか、と私が恐る恐る聞くと、その相手はこう言うのだ。  キミはボクの顔を忘れてしまったようだけど、ボクはね、キミの顔をよく知っているんだ。キミはボクの最愛の子どもだからね。
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