10年前のキミへ

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10年前のキミへ

10年前のキミは社会に出てきたばかりの新社会人だった。 右も左も分からない。 まだ学生気分が抜けてないような子だった。 毎日が知らないことの連続。 教えてもらって忘れないようにメモを必死に取ってた。 教えられたことを実践しても、自分が周りより劣っていると、苛立ちの表情をしてた。 少しでも周りに追いつこうと、誰よりも遅く残って練習して、誰よりも早く来て練習する。 そんな毎日だった。 配属先に出るための卒業テストもギリギリではあったけど、合格できて、晴れて部署配属となった。
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