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「あの時」は。
二度も振られると流石に壊れてしまった。
円満別れなんてこの世にはないんだと思う。
毎回一方的に、強制的に振られてる。
というか、消える。
一度振られて、また戻ってきた時に僕に言った言葉をあの人に別れる前に言ってみた。
そしたらあの人はその言葉を忘れていた。
「あの時はそういうつもりだった。」
そう言われた。
あの時ってなに?
発言に責任を持たないんだね。
そんなその時その時だけの言葉なんて信用できるわけないじゃん。
それを信じていた僕が本当に情けなくて、恥ずかしくて、寂しかった。
怒りより悲しみが先に来た。
結局僕のこと好きだったの?
それすら疑ってしまった。
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