仲間

十年後だって、きっと一緒にいる。
何なら、この中の一人と結婚しているかもね。
なんて、へへ。

そうさ、女子と仲良く出来ているんだ。
僕に向けて女子が微笑みかけてくれているなんて、高校までなら信じられなかったよ。
思い切ってサークルってところに飛び込んで良かった。

十年後の僕は、きっと僕を誇りに思っているんじゃないかな。
いいさ、そんなに畏まらないでよ。
同じ僕じゃないか。

ともかく、十年後の今、僕は楽しく仲間たちと酒を酌み交わしている。
それは確信しているよ。
だって約束したんだからね。
十年後の今日、この場所に集まって酒を飲もうってね。
飲み過ぎるなよ！！