14人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ
TF:舟木修一no.2
「修一くん、ちょっと来て」
誕生日当日、行方不明になるという双子ちゃんたちのとんだサプライズで、空也と珠希の必死な顔を拝むことができた。
まだまだ余興はこれから。
「どうしたんですか?」
無防備にも近づいてくる修一を、僕は壁に押しつけ、挨拶代わりにキスをした。
これは、予想以上に悪くないな。
今までの仔猫ちゃんよりも上質かもしれない。抵抗するわりには下半身はしっかり反応してるし。
僕は確かめるように、修一の脚を割って、自分の腿を押し付けた。
「や、めてください」
たまんないな。これくらい気が強い方が楽しめる。
「んっあ、やめ、」
ハーフパンツの中に手をしのばせると、言葉とは裏腹にしっかり僕の手を迎え入れる。
「ほんとにやめていいの?」
まったく、かわいいね。
まだまだ初だ、刺激には逆らえないらしい。
唇を塞ぐと、僕の舌を迎え入れるように、修一の舌が絡んできた。
その時、僕のこのバカンスを修一が楽しませてくれる予感は、確信へと変わった。
修一は自分の行動が信じられないかのように、僕を呆然と見つめる。
「咥えてあげようか?」
ハーフパンツと下着を下ろし、目の前で確かめながら修一の目を覗くと、修一はふるふると首を横に振った。
「そう? もう勃っちゃってるけど? ほんとにいいの?」
焦らなくてもいい。バカンスを楽しむ用意は出来た。
「そう? ならいいんだけどね」
再び首を振る修一の服を整えて今日の主役たちを祝うためにロビーヘと戻った。
なかなかいいキスだったな。
僕はふふっと笑いを漏らしながら、修一を見た。
最初のコメントを投稿しよう!