私の運命

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ピザも食べ終わりお腹がいっぱいになってきた頃、進藤さんは椅子から立ち上がりリビングの大画面テレビにゲーム機をセッティングし始めた。 「よし、やるか」 2人で赤ワインを持ってソファーに移動してゲームのコントローラーを手に持った。 今日プレイするゲームはキャラクターを選択して競うカーレースみたいだ。 赤ワインをグイッと飲み、気合いを入れゲームを始めた。 結果、私は負けた。もう一度勝負を挑むが、また負けた。 「なかなか面白いな」 進藤さんはゲームを気に入ったようで上機嫌な様子だ。負け続けた私は頬をプクッと膨らませる。 「もう一回……」 あれ? もう一回勝負を挑もうとしたけど、何だか意識が遠のいていく。お酒と心労からか、私は横にいた進藤さんに寄りかかりそのまま寝てしまったみたいだ。 「流石に疲れたか」 進藤さんはゲームをやめて、私をお姫様抱っこして部屋のベッドへ運んでくれた。もちろん私はこの時の記憶はない。気がついたら部屋のベッドの上にいた。
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