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回想
あまりに拙くて削除した作品たちは幾つもある。今も埋もれて残されている一番古い作品は2012.1.15だった。それ以前の作品はないけど、執筆し始めたのはそれより以前だったと記憶している。
お金をかけて遊べず、ストレス解消方法を模索していた10年前。モバゲーからエブリスタの存在を知った。幼い頃から空想癖があり、物語を書くのが好きだった。苦手なゲームからエブリスタに移行したのは早かったと思う。
年末年始の時間があるときに書いていた。アルバム代わりに写メを載せたりしたし、愚痴や不満を非公開のまま書きなぐっては消して、行き場のない感情を吐き出したりもした。
思いつくまま、気ままに……
例え誰の目にも留まらなくても構わないと、独りよがりでだった。一方的にエブリスタの機能を使っていたことから、執筆を読者を作品を大切にしていくきっかけがある。
超妄想コンテストに参加するかどうか迷っていた最中、【夏SPこのイラストにセリフをつけよう!】という別のイベントに参加した際、 初入賞の幸運に恵まれた。
様々なジャンルの作者や読者の方々に読んで貰えた感謝の気持ちが、独りじゃなく繋がっているのだと、スマホ越しではあるが、人と人が接する場所なのだと実感出来た。
だからこそ、今のわたしがいる。
喜怒哀楽の感情がある限り、書くことを辞めない。面と向かって言えない言葉が溢れ出すうちは、ずっと書き続けてるだろう。妻でも母でもない等身大の自分が、素のわたしでいられる唯一の場所。
ありがとうエブリスタ。これからもよろしくね。
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