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驚いて声をかけたが、その背中はすでに大輪の
紫陽花
(
あじさい
)
が咲く小道の奥。一度も振り返ることもなく、彼は雨の中を駆け抜けていった。 「どうしよう……」 すでに見えなくなってしまった背中と、明らかに男物だとわかる傘を見比べて、
双葉
(
ふたば
)
はまだ泣き止まぬ空を仰いだ。
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