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初登場は、高校を卒業した辺りから。
同じく、健やかなる時も病める時も以下略といった感じで、私は『みやぎ』同様『やまだ』に安寧を得ていた。
本物の山田と出会ったのは、22歳の頃。就活中。
具現化した『やまだ』は、第3希望だった会社の人事だった。
質問内容が、本当に学生目線に立っていて感動した。
面接が終わる頃には「お話していてここが第1希望に変わった」と、正直に話したほどだ。
それから6年、今私はやもはや山田になっている。
連れていった彼を見た両親が、
「この子が遂に妄想と結婚するぞ!」
と、驚いていたのも今ではいい思い出だ。
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