グミタコの一日

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「な、なんでそんやつ庇うんだよ!コイツらは俺たちを襲ったんだぞ⁉︎」 拳を止められたことに男は怒り狂っている…グミタコ氏は男の頭をそっと撫でると落ち着くようにこう言った。 「…確かに憎い気持ちは分かる…だからこそ止めるんだ、私刑はよくない…コイツらは真っ当な裁きを受けさせるべきだ、今ここで私刑で暴力を加えたら海賊達と同じになってしまうそれは嫌でしょう?」 グミタコ氏は優しく男に言う、そして更に続けてこう言った グミタコ「正義の名の下にやっていい暴力はありません、感情に任せて私刑をすれば…その時点で正義ではなくなると言うことを知っておいてください」 「……すまねえあんたの言う通りだな」 グミタコ「彼らは東の大陸へ着いたらそこの当局の方々に引き渡します」 【……】 この言葉に男は冷静さを取り戻し、また他のお客さん達も船内へと戻っていった…それから暫くし船は東の大陸へ到着、海賊達は当局へと引き渡され船はそのまま西大陸へと戻るための点検に入っていった。
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