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そして彼の目が覚めぬまま一週間がすぎていった、時折りうなされるもののグミタコ氏は一向に目を覚さない
その間船はグミタコ氏のいない状態で運行が続いていき船員たちは不安に駆られる日々が続いた、そして当たり前はないというのを痛感させられたのだった
「中々目覚まさないな…このまま覚さなかったらどうしよう…だって先週までは元気だったんだぞ⁉︎楽しく喋ってて、しゃべ…ハッハッ…ハヒューハヒュー!」
[おい落ち着けって、ここでジタバタしてもしょうがないだろ…信じるしかねえよ、目が覚めるのを」
一人の船員はパニックを起こしもう一人がそれを宥めている、グミタコ氏はそれほどまでに大きな存在だったのだろう…グミタコ氏は静かに眠ったまま更に一週間が過ぎていった。
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