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嘘つきめ言うとやるとがちがってる
なぜ怒る言われたとおりしてるのに
理不尽の虫が頭蓋を食いあらす
身も声もイライラ虫の奴隷だよ
えらいねえがまんしたねとほめられて
のどの奥ろうやに虫を閉じ込める
なぜわるいなにがわるいか教えてよ
生きるのかわけのわからぬ世のなかを
規則の理由が規則という不思議
世渡りは我慢繕いお追従
校則が不服としたため伝書鳩
血書にと剃刀あてがう薬指
世のなかは敵意と非難に満ちあふれ
悪いのかそんなにオレが悪いのか
やすやすとみな乗る波で溺れてる
文字なのか空気いつから文字なのか
ちょっと待て? 何秒待てばいいのです?
案内板ふつと途切れてラビリンス
ないのです理屈以外の拠り所
あたりまえふつうじょうしきくそくらえ
同情と愛情混同恥をかき
自惚れと自己承認をセット買い
振り返り恥に気付くも塗り重ね
生きるため得た手立てをも破壊する
理解者を圧して潰す前のめり
おののかすのが罪なのかオレの愛
人を傷つけるよりかは消えろオレ
長年の修行の成果すまし顔
曖昧に憧れ続け幾十年
歳重ね怒り起こらぬ寂しさよ
若き日を思えば頭潰したい
生き抜こう昨日の自分恥ながら
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