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「馬鹿な会話をして私の時間を損させたわね? ミスター・ロバート・ターナー。今後こんな時間が無いことを」
「僕にとっては有意義だったよ、ドクター・リンダ・リー。良ければこの先も、こう言った議論を楽しめることを」
ニコリと笑ったロバートに、女は呆れたような、諦めたような溜め息で返事に代えた。
男が背後にある丸窓から外を見たのに釣られるように、リンダも同じ丸窓から外に視線を投げた。
そこは見渡す限りの闇が横たわり、無数の星々が遠く太陽の光を受けて、何万年前の光を届けていた。
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