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01. 最低な男
「んっ……ん……っ……ぅん」
「杏子、顔、エロい」
「や……ぁ……はっ……ん……んっ……」
私はとにかく喘ぎ声を出さないよう必死だった。
誰もいないB121講義室。隣室からは講義中の教授の声が聞こえるし、廊下からも外からも、学生のざわめく声が聞こえてくる。
まだ午後の3コマが終わったばかり。いつ誰が来るかわからない場所で、私は昼間っから光貴に抱かれていた。
「ん……んんっ……ぁ……んっ……」
光貴が強く突き上げてくるから、背中が机に当たって痛い。でも気持ちいいからどうでもいい。光貴の律動と共に軋む椅子の音と、密着してる下腹部が擦れてくちゅくちゅ聞こえてくる水音が卑猥で、私は残っていた理性を失いかけていた。
講義室の一番後ろ。光貴が席に座って、私は光貴に向かって股がってる。要は対面座位で致してるわけだけど、私は下着だけ取って、光貴は下着も取らずに私を犯している。
中は熱くて、とろとろと愛液を垂れ流している。きっと光貴の服が汚れてる。
廊下から人の話し声がした。
「ね……こう、き……誰か……来る……かも……」
「ああ……」
光貴はそう言って私にキスをした。蕩けるような甘いキスだったから、私も必死で貪った。
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