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一瞬動揺したせいで、おかしな誤解をさせてしまった。
「自分から僕のベッドに入るなら止めないけど。でも今夜は大輔と今日中に送るって約束したからまた今度ね」
「それ本気か冗談かわかり辛いんですけど」
「全部本気。冗談言ってるように見える?」
目を見なければ冗談みたいだけれど、目を見てしまうと冗談には聞こえない。
だけどその目に苦しいくらい惹かれている自分がいる。
たぶんもう抜け出せない。
「じゃあ、次の週末楽しみにしてます」
「そういう決断の早いところも俺好みだ」
ビールのグラスを掲げて乾杯。
「花火大会の日は浴衣着てね」
「一緒に着ましょうね」
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