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赤く重みのある幕が上がる。そこには小さな村があり、体は弱いけれど踊りが大好きな村娘のジゼルは村の青年ロイスと二人で楽しく踊っている。二人で踊りながら目を合わせる。自然と笑顔になった二人はほほえましく、思いを通わせている。そんな二人を快く思わなかったけいちゃん演じる青年ヒラリオンはアルブレヒトの家に忍び、貴族の印である剣を見つけた。とても不敵な笑みで嬉しそうだ。そしてある日収穫祭が行われ、ジゼルの村に貴族が立ち寄る。お祝いでペザントは元気に踊ってくれ、とてもいい雰囲気だったがその中でヒラリオンはアルブレヒトの秘密である剣をどうだとジゼルや村人の前に見せびらかす。さらに立ち寄っていた貴族の中の一人バチルダがアルブレヒトの婚約者であることを暴く。何も言い返せないアルブレヒトはその場で機嫌を損なわないようにバチルダの手にキスをした。その現場を見てしまったジゼルは大変混乱した。錯乱状態になり結っていた髪は崩れ、アルブレヒト達の前で息絶えてしまう。アルブレヒトは「お前のせいでジゼルは死んだ」とヒラリオンを激しく責めるが、ヒラリオンも「ジゼルを騙し、死なせたのはお前だ」とアルブレヒトを責める。2人だけでなく村中に悲しみが襲った場面で幕が下り、第1幕が終わる。
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