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そういうと表情は変わらず、目だけを動揺させて答える。
「出会ったときからキレイだよ。君はジゼルそのものだったよ。」
そう堂々という夏木さんの耳が赤くなっていた。恥ずかしすぎることをへっちゃらな顔で言わないでよ‥‥。
「わ、私は裏切られて死ぬんですかっ?」
咄嗟に出た言葉は照れ隠しだった。宙さんの胸のスパンコールが眩しい。
「そういうわけじゃない。ただ‥何度も言わせるなよ‥‥。」
そういって優しく抱きしめられた。周りの共演者からは拍手が聞こえる。
「本当にありがとう。」
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