2030人が本棚に入れています
本棚に追加
そう一瞬考えたが
「逃げれないなら、戦えばいい!」
まるで、自分が凄いことを考えついたように、高らかに叫び上げた
その言葉を聞いて少女は絶句する
「おい女!」
いきなり呼ばれて少女は驚く
「てめぇ弱そうだから、そっから動くなよ!」
少女はその言葉を聞いて、激怒する
「なによ!あんたなんかよりよっぽど強いわよ!」
どうやって登場したか知らないが、見知らぬ人間に弱いなどど言われて黙っていられる程、人としてできてない
「そうか!だったら手伝え!」
しかし、この言葉は予想外だった
「一緒に、……いいの?」
今まで、自分は誰かに手伝だって欲しい、などと言われた事は無かった
戦いとなれば尚更だ
しかし、目の前の少年はそんな事、お構いなしだ
「いいが、足手まといになるなよ!」
少女は刀を抜く
表情は自然と笑みが浮かぶ
最初のコメントを投稿しよう!