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あきらが弾を入れてくれる事を期待したが、そのような気配は無い
さっきからやけに大人しい
それ以上に全く音沙汰が無い
不気味だ
しかし、そんな事に気を取られたためか、一匹が弾丸の包囲網を抜けてしまった!
その一匹は信じられない跳躍力でアキラに襲って来た!
アキラは焦らず白銃を連発する
その一匹は他より強いと言うわけでは無いので、すぐに絶命する
しかし、絶命しながらも一匹は止まらない
仕様が無く、バックステップで下がろうとした
が
「なっ!………あぁ!?」
アキラはただ数十センチ、下がるつもりだった
しかし、着地した場所は……
「ぐへっ!」
間抜けな声を発しながら降りたったのは10メートル程離れた、少女の足元だった
「ちょっと!なにやってんのよ!しっかり働きなさいよ!!」
そんな事を言われるが、アキラ本人も訳が分からない
今自分がとんできた距離をみるが、
やっぱりわからない
その直後、また一匹の『蜘蛛』がやって来た
しかし、左手に有ったはずの白銃がない
どうやら、家の屋根に落としてしまったようだ
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