実験

2/6
前へ
/289ページ
次へ
晴々とした空の下 そこに有ったのはよくある一軒家 山の中にあるため、見渡す限り他に家はない 緑豊かな静かな景色 しかし、中はそれどこでは無かった 「アキラ、そこの液体とって」 室内は外と真逆だった いたる所にケーブルが張り巡らされており、部屋にある棚にはいかにも危なげな液体が陳列されていた 「は?、やなんだけど、絶対それアブねぇだろ」 そんな部屋には二人の少年がいた 「大丈夫、それはたぶん爆発とかしないから」 一人はこの少年、 いつも眠たそうな目をしている彼は中々有名な発明家だ だが、その発明が、やたらに時間が正確な電子レンジ、とか、世界一軽いテレビリモコン、とか、凄いのかそうでないのか、良く分からない物ばかり
/289ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2030人が本棚に入れています
本棚に追加