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新しく現れた少年に手招きされ、とりあえず一軒家に入った
中は素晴らしく汚い
もし、この家に住んでいるのだとしたら、良く生きていられるものだ
そんな失礼なことを考えていたら、先程の戦ってくれた少年が帰ってきた
彼はどうやらもう『蟲』がいないか見てきたようだ
彼は部屋に有ったソファーに座り、行儀悪くテーブルに足をかける
そのすぐ後に先程の少年もやって来た
目を半分開け、今にも眠ってしまいそうな表情だ
「おいあきら!一体ここは何処だ!」
「はぁ~、なんでアキラはそう短気なの?、もう少しゆっくり動きなよ」
どうやらこの二人の名前は同じらしい
「まぁ、いいや、その前に自己紹介をしよう」
そう言うと何やら飲み物を持って来て、少女の前に置く
「あ、ありがとう…」
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