小説を書き始めたきっかけ

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小説を書き始めたきっかけ

はじめまして、あるいはこんにちは。須藤水波(すどうみずは)というペンネームで小説を投稿している者です。 エブリスタさんが10周年を迎えられたとのことで、おめでとうございます。10年前というと、私は高校生でしたが、そのときはまだエブリスタさんのことを知らず、エブリスタさんに投稿しはじめてからは5年目になるでしょうか。 さて、今回は「思い出の作品について書いてみませんか」というお知らせを見て、いい機会なので振り返ろうと思います。というのも、最近は、モチベーションが下がりすぎてあまり小説を書けていないので、このままではいけないと自分に言い聞かせるつもりで、少しばかり、整理がてら書いてみることにしました。 私にとって思い出の作品は、「女子大生・清水茉莉花の事件簿」。事件簿といいながら、続編が投稿されていないのはご容赦ください。 この作品を選んだのは、 ・初めて書いた短編よりも長い話 ・初めて特集で取り上げていただいた話 ・初めて読者様がたくさん読んでくださった話 だからです。 元々、文章を書くのが好きで、そして読むのも好きで。中高生の時、学校の図書室にある小説を、片っ端から読んでいきました。ミステリー好きなのもこの頃からです。 なぜ文章を書くようになったかというと、中学生の頃……だと思うのですが、小学生だったかもしれません。いや、たぶん中学生。高校生でないことは確かです。 とある雑誌に、短い小説を投稿してみました。手書きの汚い字です。パソコンは当時はなく(存在はしていましたが、私は使っていません)、大人からすれば、読みづらい字だったと思います。でも、私は、愛情をこめてそのお話を書きました。そしたら、発行された雑誌に載っていました。最後の投稿コーナーのページ。 自分が投稿したペンネーム(須藤水波ではありません)が載っていることに驚き、「本当に自分かな?」と半信半疑で掲載された文章を読みました。私が書いたものでした。とても、とても嬉しかった。 これは、オリジナル小説というよりもいわば二次創作に近いもので、「ゲーム作品に出てくるキャラクターで小説を書いてみませんか」という趣旨のものです。なので、キャラクターは私のオリジナルではありません。雑誌はゲームの開発・販売元が制作しているものでした。ファンブックのようなものです。小説以外にも、絵や四コマ、詩などがありました。 そんな中、挑戦してみた小説投稿。 拙いお話を採用してくれて、一言コメントなんかも添えてあって。 小説の投稿が少なかったとか、そういう現実的な理由の有無は別にして、「ちゃんと読んでくれた」、そのことが嬉しく、以後、私は創作活動をするようになります。 小説を書く、書きたい、そう思ったのは、その雑誌への投稿がきっかけだったのかなと、今では思います。
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