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〜Reincarnation〜
「ジェジュン!!ジェジュン!!」
「なぁ、ジェジュン見なかったか?」
「いいぇ、、」
俺は、家中の使用人達に聞いて回った
朝からジェジュンの姿が何処にも見当たらない。
ジェジュンの使ってた部屋は、不自然なまでに何一つ変わらなかったけど、夢見の悪さからか、妙な胸騒ぎがした。
「ユノ様、朝食の準備が整いました」
「悪い。妻に先に食べてくれと伝えてくれ!ちょっと用事を思い出した!!」
「ぇ、、?ユノ様?!」
俺は寝巻きのまま慌てて家を出た
ジェジュンの居場所。心当たりがないわけでもない。
馬に跨がると、俺は導かれるように別荘へと向かった。
「ジェジュン、どこだ?」
「ジェジュン?此処にいるんだろ?」
扉を一つ一つ開けて確認していく
最後に開けた寝室で俺は変わり果てたジェジュンの姿を目の当たりにした
「ジェジュン!!ジェジュン!!」
そっと首筋に手を押し当ててみる
脈はもう、、、感じ取ることは出来なかった
でも、まだ温かい。
「ジェジュン。一人で逝くなよ、、俺もすぐそこに行くから、、待ってろ!!」
もしもの時用に持参している毒薬を一気に飲み干し、ジェジュンに口付けた
「ジェジュン、、すぐにそっちに行くからな!!」
そして俺はジェジュンに覆いかぶさるように目を閉じた
これで俺達は永遠に一緒にいられる、、
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