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「ジェジュン?どうした?怖い夢でも見たか?」
「、、ううん。でも、とても悲しい夢を見てた、、」
「悲しい夢??」
「うん。なんかね、僕とユノが死んでしまう夢、、」
「はぁ?俺たち死んじゃうの?」
「分からない。でも、、此処にきてから毎日夢に見るんだ、、まるで、僕に忘れないでって言ってるみたいに」
「ふ〜ん、、そっか。大丈夫??」
「うん。ユノはずっと僕のそばにいてくれるよね?」
「当たり前だろ?で、今日は何する?」
「僕、ずっとこうしてたいな//」
「もう、ジェジュン嫌らしい///」
「、、殺す」
「嘘だよ。嬉しいよ(笑)俺だってジェジュンとずっとこうしてたい」
「ユノ//、、っ//」
「どうした?背中、痛むのか??」
「痛くはないけど、、なんか疼く」
「フフ//ユノくすぐったい//」
「だって、くすぐってるもん(笑)」
「ユノ〜!!」
僕の背中にあるケロイド状の字は僕が生まれた時からある。
今までなんでもなかったのに、ユノに出会ってたから、無性に疼くようになった。
僕たちは出逢うべくして出会ったのかも知れない。何故かそう思った。
僕たちは惹かれ合う様に自然と一つになった。それから背中の疼きは消えたはずなのに、、
新婚旅行と選んだこの山奥の別荘に来てから、なんだか変なんだ。
古傷の様に背中がジクジク痛む
ユノがそっとそれに口付けると自然と治癒される気がした。
「ジェジュン愛してる」
「ユノヤ///ほんとに、僕で良いの??」
「ジェジュンがいいんだ///」
「ユノヤ///」
何度も交わると繋がった部分はトロトロと櫁で溢れ出す
2泊3日の予定の新婚旅行も、ほぼ籠りっきりで愛を何度も確かめあった
「何だか寂しい所だね。でも、何だか見覚えある様な気がする、、」
「ジェジュンもか?実は俺も、、初めて来るはずなのにな。おかしいな(笑)」
前世なんて俺は信じないけど、僕達にはもしかしたらあの夢の様に悲しい過去があったのかもしれない。
僕たちはこの時代に生まれてよかったと思う。同性でも、こうしてユノと結ばれる事が出来たから、、
「ねぇ、ユノ、、帰ったらさ、やっぱウエディング写真くらいは撮ろうか?」
「そうだね。」
永遠の愛を誓ってから、僕の背中の字は驚くほど薄くなったいった。
〜end〜
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