前を向いて

2/5
前へ
/5ページ
次へ
智昭への疑惑は段々と大きくなっていった。 食事に誘っても断りはしないけど乗り気じゃないようだし、話しかけても軽く流されることもしばしば。 仕事のストレスと智昭のことで桃花の肌は荒れていった。 しばらくしてプロジェクトが成功した。 そのおかげで仕事量は減り、桃花の心に余裕が出来た。 そんなある日、会社で 「ねえ桃花」 「なに智昭」 「今度の日曜、食事にでもいかない?いいお店予約しておいたから」 智昭からのお誘いが来た。最近、2人でいることもほとんどなかったので桃花の心は晴れた。 「うん、じゃあ日曜日ね。」
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加