ピンク・ラブ党

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ピンク・ラブ党

桃愛が結成した党の名前は自分の名前と、その行為から連想させる「ピンク・ラブ党」とした。 スローガンは3つ。 1 ストレス・性犯罪の無い新社会の創造 2 女性の経済的支援 3 消費税以上の税収の確保 非常にシンプルだ。 党首の桃愛は立候補に先立ち、マニフェストを作成した。いわゆる「党の公約」と言うやつである。 1 男性は他人の女性のオッパイを触る権利がある。 2 ただし女性には拒否権はある。 3 触らせてもいい女性はバッチを着ける事。 4 触らせてもらった男性は対価を支払う。 5 対価の金額は事前にアプリで確認できるようにする。 6 対価の金額は女性が自由に決めていい。 7 男性の支払いはスイカ・ペイペイなどアプリ上で先払いする。 以上のマニュフェストを掲げて2000人のメンバーで結成した党で各都道府県から2-3人づつが立候補をして選挙に臨んだ。 従来の政党のマニフェストというのは重大な欠陥が2つあった。 1つ目は、まず公約が専門用語が多くて分かりづらい。 2つ目は、仮に当選したとしてもその公約を守らない。 以上である。 当然このような公約をした彼女たちは日本全国の男性の心を掴み、一躍「時の人」となった事は言うまでもない。 また彼女たちの選挙演説のコスチュームも、無駄を一切省いたビキニ姿にしたことも大きな話題になった。 この辺で少し選挙の実況中継を見てみよう。
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