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ん…ふあ~…ゆっくり、目を開くと
アタシは後ろから、まなこに
抱き締められていて…
アタシはもぞもぞ動いて
彼に向き直り、その広い胸元にすりつく…
そしたら頭を抱えるように抱きしめ直されたっ
手の目
視貝 眼
「れいか…大好きだよ…//」
アタシ
視貝 麗花
「あ、アタシも…//」
彼の子が欲しい…そのためには
子が出来やすい日を調べないと…
手の目
視貝 眼
「ん…おはよう…//」
アタシ
視貝 麗花
「お、おはよう…//」
彼は唇でアタシの顔を確認しながら
額に口づけして、ゆっくり起き上がった…
手の目
視貝 眼
「今日はどこ行きたい?
僕の目ってほら、手の平についてるから
クルマとかいう鉄のかたまりは
運転できないけど…
バスや電車の旅も悪くないと思うんだ。」
アタシは頷いて、彼の後に起き上がる。
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