Episode4.再会メランコリー

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「あ、ありがと」 お皿を受け取る時に、ハルの指先にちょんと触れ合った。 たったそれだけのことで、顔が一気に熱を帯びる。 「!」 反動でお皿がぐらつきそうになり、ハルが咄嗟に支えた。 「…っぶない〜…セーフ」 「ご、ごめん…!」 「藍〜、緊張しすぎ。そんなに俺に弱いの?」 「だ、だって…ハルが…」 「俺のことスキなんでしょ?知ってる。ちなみに俺はさっき言ってた渡辺さんなんて目じゃないぐらい、藍のこと大好きだよ」 「…!」 いつも全部、ハルには見抜かれてる。 私が何に悩んでるのかも、きっとお見通しなんだろう。 「さ、いっぱい飲んで食お?俺だって久々に早く上がれたし、藍にも会えて嬉しいんだ」 「うん…!」 「やっぱり藍は、笑ってる顔が一番いいよ。俺、藍の笑った顔大好きだからさ」 「…もう!そんなこと言うのハルだけだからね?」
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